身長や骨格の形成

HGH(ヒト成長ホルモン)と身長の関係

身長を高くするメカニズムHGH(Human Growth Hormone)は日本名で『人成長ホルモン』と呼ばれるように、人間の成長、その中でも特に健やかな骨格形成を促進する働きがあります。

HGH(ヒト成長ホルモン)は脳下垂体で分泌された後、主に肝臓に働きかけ IGF-I(ソマトメジンC)を分泌し、骨の成長を促進させます。

さらに、成長ホルモン自体も直接軟骨細胞に働きかけ、IGF-Iの分泌を促進します。IGF-I(ソマトメジンC)は骨端軟骨に働きかけ、長幹骨(大腿骨など)が長くなり、結果的に健やかな身体形成が促進されるというメカニズムです。

参考文献

成長ホルモンは低身長の治療薬として各国で登録されています。そのため成長ホルモンと身長に関する関係は間違いないと言えるでしょう。

重要なのは成長ホルモンサプリメントのように経口で摂取する形の商品で十分な量の成長ホルモンが出るかどうかという点にあります。そのような問いに対し、同じような疑問を持った研究者の論文を紹介します。

Low dose orally administered arginine is able to enhance both basal and growth hormone-releasing hormone-induced growth hormone secretion in normal short children.

[低量のアルギニン経口投与は低身長児の成長ホルモン及び成長ホルモン分泌ホルモン分泌量を増加させる。]

Bellone, J., et al. “Low dose orally administered arginine is able to enhance both basal and growth hormone-releasing hormone-induced growth hormone secretion in normal short children.” Journal of endocrinological investigation 16.7 (1993): 521-525.

 

Belloneらは、低身長児にアルギニンを摂取させると成長ホルモンが増えることを示しました。

低身長児(5.5~13.8歳。31人)を対象に、アルギニンを経口または注射(静脈内)で投与したときの成長ホルモンの分泌の程度を検討しました。

低身長児(11人)にアルギニン(塩酸塩)を4g摂取(経口)させたところ、成長ホルモンの基礎分泌が4.2倍に増加しました。また、GHRH(成長ホルモン放出ホルモン)による成長ホルモンの分泌促進はさらに1.6倍増加しました。

一方、アルギニン(塩酸塩)0.5g/kgを低身長児(10人)に静脈内に投与したところ成長ホルモンの基礎分泌が5.2倍に増加しました。また、GHRH(成長ホルモン放出ホルモン)による成長ホルモンの分泌促進はさらに2.7倍増加しました。

経口による成長ホルモン分泌力は注射によるアルギニン投与と同水準の結果を示しました。

 

[3] Ghigo, E., et al. “Low doses of either intravenously or orally administered arginine are able to enhance growth hormone response to growth hormone releasing hormone in elderly subjects.” Journal of endocrinological investigation 17.2 (1994): 113-117.

[アルギニンを低用量静脈内または経口投与し、高齢者における成長ホルモン放出ホルモンの成長ホルモン応答を増強することができます]

 

Ghigoらは高齢者にアルギニンを摂取させると成長ホルモンが増えることを示しました(J. Endocrinol. Invest., 1994; 17: 113-117)。

健康な高齢者(70~86歳)に、アルギニン8g(7人)を摂取(経口)させたところ、GHRH(成長ホルモン放出ホルモン)による成長ホルモンの分泌促進はさらに2.7倍増加しました。

一方、アルギニン10g(6人)または30g(7人)を静脈内に投与したところ、GHRH(成長ホルモン放出ホルモン)による成長ホルモンの分泌促進はさらに2.5~3.5倍増加しました。

アルギニン8gの経口摂取による成長ホルモン分泌促進効果はアルギニン10gまたは30g静脈内投与の効果と同等でした。

 

(当社からの解説)

静脈内投与と経口投与では成長ホルモン分泌に大きな差が見られなかったという報告です。経口でのサプリメントとしてのアルギニン投与も十分に効果が見られると言えます。

HGHNEXTではシトルリンを大量に配合することで、アルギニンが長時間体内にとどまる設計になっておりさらに高い効果を期待できます。

 

成長ホルモンの分泌量が十分なことは理解できたかと思います。その結果として実際に成長が促進されるのかを知りたい方もいるでしょう。そのような場合には以下の論文が参考になると思います。

 

van Vught, Anneke JAH, et al. “Association between intake of dietary protein and 3-year-change in body growth among normal and overweight 6-year-old boys and girls (CoSCIS).” Public health nutrition 13.05 (2010): 647-653.

[食事におけるタンパク質の摂取量と6歳の男の子と女の子(正常および太りすぎ)の3年間の成長の関係]

 

J. van Vughtらは、タンパク質内におけるどのアミノ酸が身長の伸びに関係しているかを調べるためにコペンハーゲンの18の学校から203人の子供(男児94人、女児109人)を集めました。そして3年間の食事におけるアルギニンおよびリジンの量を調べました。


結果として、アルギニンおよびリジンの摂取量の多い子供の方が身長の伸びが大きいことが確認されました。

 

Jiang, Ming-Yu, and De-Pei Cai. “Oral arginine improves linear growth of long bones and the neuroendocrine mechanism.” Neuroscience bulletin 27.3 (2011): 156.

[アルギニンの経口投与は、長骨を縦方向に成長させ、神経内分泌メカニズムを改善する]

 

成長期にあるラットを2つのグループに分け、片方にアルギニン(1日体重1キロ当たり0.45g)を溶解させた水、もう片方のコントロール群に生理食塩水を28日間与えました。

そして骨組織形態計測分析によって大腿骨の成長板の幅と脛骨の成長速度、体積分率、骨芽細胞表面および破骨細胞表面を測定しました。ラジオイムノアッセイで成長ホルモン濃度を、リアルタイムPCRでnNOS、sGCα1とsGCβ1、視床下部におけるGhrh(成長ホルモン分泌ホルモン)とソマトスタチン、脳下垂体での成長ホルモンを計測しました。

 

結果、アルギニン投与群の脛骨および大腿骨の骨芽細胞表面の成長板の幅ならびに成長ホルモン濃度は上昇しました。nNOSとsGCα1のタンパク量、mRNA量の上昇が確認されました。成長ホルモン翻訳のためのmRNA量は特に優位に上昇しました。逆にソマトスタチン(成長ホルモン抑制ホルモン)翻訳用mRNAの量は優位に減少しました。

 

結論としてアルギニンの経口投与は、おそらくnNOS-NO-sGC-cGMPシグナル伝達経路を介して、ソマトスタチンおよび成長ホルモンのmRNA発現を調節し、成長ホルモン分泌を誘導することによって、長骨(大腿骨、脛骨、上腕骨など)の縦方向の成長を引き起こすと言える。

 

(当社からの解説)

ラットに投与したアルギニン量は非常に量が多い(30kgの子供の場合13.5gに相当)ため必ずしも同じ条件とは言えませんが、別の文献では13g以上のアルギニン量は多すぎるとの指摘もあります。HGHNEXTのアルギニン量は6gですが、アルギニン以外にも成長ホルモン分泌力が確認されている成分を複数配合しているため、同様の結果が得られるものと期待できます。

 

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